このエントリーをはてなブックマークに追加

オーリングテスト

オーリング・テストとは個人別の食品や薬等との相性を検査する手法です。いきなり開閉感覚に入るのではなく、オーリングテストから入るのが向いている人もいますのでご紹介します。

具体的には、左右いずれかの母指と他の四指の内のどれか一指の先端同士を付けてオーリング(円形の輪)状にします。

検査する物をもう一方の手のひらに乗せたり、指先で触れたりした時に、作ったオーリングを開く方向に別の人に引っ張ってもらい、被検者はオーリングが開かれない様に抵抗します。

そしてオーリングが開くか開かないかで相性を判断します。

即ちオーリングが開かなければ相性が良く(+、開閉感覚の開に相当)、開く場合は相性が悪いことを意味します(−、開閉感覚の閉に相当)。

この方法の正確性を極めたものとして、大村恵昭教授の開発された「バイ・ディジタル・オーリング・テスト」があります。

詳しくは医道の日本社「図説バイ・ディジタル・オーリング・テストの実習」をご覧下さい。

この方法は簡易で且つ説得力もあるのですが、自分一人では出来ないということ、そして術者の両手が塞がってしまうという不便さがあります。

 

《セルフ・オーリング・テスト》

セルフ・オーリング・テストはオーリング・テストを一人で行なう検査法です。

一人でオーリング・テストを行なう場合、一方の手でオーリングを作り、他方の手でオーリングを開いても良いのですが、これですと両手が塞がってしまいます。

他方の手を使わなくても、作ったオーリングを開く方向に他人に引っ張ってもらった時に開かない様に抵抗するのと同じ様に力を入れ、力が入るかどうかで判断すれば良いのです。

まず両手の指を組みます。(無意識に組むと右手の親指が上になる人と、反対に左手の親指が上になる人とがいます。)

そして両手の親指の先端と人差指の先端をつけてオーリングを作ります。

そして作ったオーリングを開く方向に他人に引っ張ってもらった時に開かない様に抵抗するのと同じ様に力を入れ、この時の力の入り具合を覚えておきます。

次に両手の指を反対に組みます。すなわち、無意識に指を組んだ時に右手の親指が上になった人は左手の親指が上に来る様に組み直し、反対に左手の親指が上になった人は右手の親指が上に来る様に組み直します。

そして両手の親指の先端と人差指の先端をつけてオーリングを作ります。

そして作ったオーリングを開く方向に他人に引っ張ってもらった時に開かない様に抵抗するのと同じ様に力を入れます。

この時、先ほど無意識に指を組んだ状態で作ったオーリングのときに比べてかなり力が入らなくなっていることが分かると思います。

無意識に指を組んだ時のオーリングテストの結果が+、意識的に反対に指を組んだ時のオーリングテストの結果が-です。

セルフ・オーリングテストで自分と色々な物との相性をテストするには、片方の手で検査したい物に触れ、もう一方の手の親指と他の四指のどれかとで作ったオーリングに力を入れ、力の入り具合が+か-かで判断します。

慣れてくると対象物に触れなくても、指差したり、目でしっかり見たり、頭の中でしっかりイメージすることによっても判断することが出来る様になります。

さらに物だけでなく事柄、例えばどういう行動を取るべきかと言った判断も出来る様になります。

オーリングテストもセルフオーリングテストも正確な検査結果を得るには開閉感覚の10, 11, 12, 13, 14の記述がそのまま当てはまります。。