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開閉感覚による生き方が軌道に乗ると良い縁が訪れる様になる

前述の開閉感覚の適応事項に挙げられている事柄は、すべて「自分に合ったことをする」ために開閉感覚を使うということです。言い換えると、開閉感覚を使って波動調整をするということです。

開閉感覚を全面的に取り入れた生き方を始めると、運命の源流において強力な改善が行われ始めます。ほとんどの人は多かれ少なかれ全体の自然な流れを無視した自我に支配された生き方をしてきております。開閉感覚による生き方とはすなわち、自然な生き方をすることを意味します。当初はそれまでの不自然な生き方によって知らない内に出来た歪みが矯正され始め、一時的に返って悪い状態が現われる場合もあります。この時期を経過して軌道に乗って来ると、こちらから求めなくても絶妙のタイミングで良い縁が訪れる様になります。そして全体の一分子としての自分の成すべきプログラムがはっきりして来ます。

始めの内は「開」か「閉」を判定することが主だったのが、このレベルになると、起きて来たことが自然の流れであることを確認し、それにうまく乗るかということが主になります。導かれる様に事が発展して行く、それが本来の姿です。

自我に支配されて生きていたころに、してしまった無駄だと思われていたこと、しなければ良かったと思っていたことが、思いもよらず生かされる、ということも起こる様になります。こう言ったことが起き始めた時は、自我によって本道から遥か遠くに外れて歩んでいたのが、開閉感覚に従って生きている内に、ようやく自分の本道に戻って歩み始めたということを意味します。ようやく自分本来の道のスタートラインに立てたと解釈出来ます。

もう一度繰り返しますが、はじめの内は、人生で直面する大小様々な選択枝のそれぞれを、どれが開でどれが閉かを判別して生きていくのですが、然る後に、自分が選択するというよりも、自分が進むべき方向へどんどん導かれて行く様になります。開閉感覚は自我に支配された個々の感覚ではなく、自他を超えた全体の感覚ですので、そもそも開閉感覚を使うということは、自我を捨てたということになります。自我を捨てることによってはじめて自分が本来歩むべき道に戻り、そこを歩み始めることが出来るのです。自我を捨てるというと自分を否定することになる様に思いがちですが、実はその反対で、自我を捨てることによってはじめて本来の自分が表に現れ、自らの才能をフルに発揮することになります。それは他人との摩擦も生ぜず、全体にも調和した、そして全体に貢献することの出来る自分となります。

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