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手の組み方で基本をマスターする


 まず左図の様にあなたの両手(の指)を組み、そして組んだまま両肘を曲げて、手と前腕部が胸にぴったり付く様にして下さい。すると手(の親指)が、上胸部の左右の鎖骨と真中の胸骨が接合して形成するTの字の交点の所に来る筈です。丁度欧米人が教会の祭壇の前で祈りを捧げる時の様な形になります。このポーズをとるだけで安心感や感動を感じる方もいると思います。
 次に今胸元で組んでいる手をその位置で反対に組んで下さい。即ち先程指を組んだ時に右の親指が上になった方は左の親指を上に、左の親指が上になった方は右の親指が上になる様に組み直して下さい。(親指だけでなく全部の指を組み換えて下さい。) するとあなたの手は何かしっくりしない、落ち着かない感じがするでしょう。
 そこでもう1回始めの組み方に戻して下さい。今度は誰もがしっくりして落ち着く感じがするでしょう。この手の組み換えを何度か繰り返して下さい。そしてそれぞれの場合で組んでいる手に注目するだけで無く、体全体の反応に注目して見ましょう。すると次の様な事に気が付くと思います。
 a. 始めの組み方の時は「ほっと安心して落ち着く感じ」で、全身の皮膚の毛穴が開いて受け入れ態勢になっている。=「開」
 b. 反対の組み方の時は「不安で落ち着かない感じ」で、全身の皮膚の毛穴が閉じて警戒態勢になっている。=「閉」 ※ とくに前胸上部に注目すると開いたり閉じたりするのがはっきり判ります。

 人間の体は置かれた状況に対応して常に「開」か「閉」の反応を示しています。そして「開」か「閉」かを判別する感覚を「開閉感覚」と言います。「開」の時と「閉」の時の体の反応の違いをしっかり印象として記憶するまで、手の組み換えないし手のひらの上下を繰り返して下さい。

次は 開閉感覚を「感じ」から「感覚」に引き上げる